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文献詳細

雑誌文献

検査と技術32巻8号

2004年08月発行

文献概要

トピックス

γ-グルタミルトランスぺプチダーゼ欠損症の症例―一兄弟の例

著者: 飯田昌男1 安原義2 久保博昭3

所属機関: 1埼玉県立小児医療センター検査技術部 2東京農業大学短期大学部 3北里大学薬学部

ページ範囲:P.776 - P.777

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 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-グルタミル転移酵素,以下,γ-GTと略)は,γ-グルタミルサイクル1)におけるグルタチオン(γ-グルタミル-システイニル-グリシン)の加水分解を開始するとともにγ-グルタミル基を他のアミノ酸やペプチドに転移させる反応を触媒する酵素である.

 本酵素は,哺乳動物の腎臓,膵臓,前立腺,肝臓など種々の臓器に広く分布し,主に表面膜に見いだされアミノ酸透過に関与する.一方γ-GT活性は,肝・胆道系疾患で著しい上昇を示すため,臨床検査に汎用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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