文献詳細
トピックス
文献概要
はじめに
野兎病(tularemia)は人蓄共通感染症の一つで,高熱とリンパ節腫脹を主な特徴とする細菌性の急性熱性疾患である.野兎病菌は感染力が極めて強く,健常な皮膚からも侵入でき,水中や土壌中でも長期間生存可能なため,近年ではバイオテロに利用される可能性も危惧されている1,2).また,輸入動物から流行する危険のある感染症としても注意が喚起されている3).
野兎病(tularemia)は人蓄共通感染症の一つで,高熱とリンパ節腫脹を主な特徴とする細菌性の急性熱性疾患である.野兎病菌は感染力が極めて強く,健常な皮膚からも侵入でき,水中や土壌中でも長期間生存可能なため,近年ではバイオテロに利用される可能性も危惧されている1,2).また,輸入動物から流行する危険のある感染症としても注意が喚起されている3).
掲載誌情報