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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻10号

2005年10月発行

病気のはなし

感染性心内膜炎

著者: 小林芳夫1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部中央臨床検査部

ページ範囲:P.892 - P.894

文献概要

新しい知見

 呼称の変遷:感染性心内膜炎(infective endocarditis,lE)は心内膜あるいは弁膜に疣贅と呼ばれる敗血巣を有し古くは亜急性細菌性心内膜炎と呼ばれた細菌感染症で図1に示したような呼称の変遷を遂げてきた.

 診断:Von Reyn1)は本症に厳密な診断基準を提唱したがDurackは心エコー所見,主として経食道心エコー所見を加えた新たな診断基準Duke criteria(Duke基準)を提唱した2).これにより確実と診断される症例が増加した.表1に自験例を示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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