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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻10号

2005年10月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 自動分析装置での検査データの質を上げるためのポイント

サンプルプローブの詰まり検出と防止の例

著者: 山舘周恒1

所属機関: 1日本大学医学部附属板橋病院臨床検査部

ページ範囲:P.936 - P.938

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はじめに

 自動分析機のサンプルプローブの詰まりは,日常の分析でしばしば遭遇するトラブルであり,その主な原因はフィブリンであることもよく知られている.サンプルプローブの詰まりが発生すると,その検体にとどまらずに後続のサンプリングまで障害が継続することがある.さらに,反応液に持ち込まれたフィブリン塊によって分析機の流路系に二次的な障害を引き起こすこともよく経験することである.

 近年の自動分析機はサンプルの微量化とともにノズルの動きも繊細になっていることから,プローブの詰まり検知機能を付加してサンプリング時のトラブルを回避する工夫が施されるようになってきている.ここでは詰まり検知機能を確認した実験例を紹介し,その検知と予防とについて考えてみる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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