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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻10号

2005年10月発行

文献概要

臨床検査技師のための実践医療データベース論

第10章 SQLを用いたROC分析

著者: 片岡浩巳1

所属機関: 1高知大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.939 - P.943

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はじめに

 本章からは,EBMの基本的なアプローチとして知られている感度と特異度とを取り上げ,実際にSQLを用いて計算する方法を紹介する.この方法は,膨大な検査データが蓄積されたデータベースに対して直接解析ができる点が特徴である.直接解析による最大の利点は,いろいろな項目や病名などの情報を組み合わせてインタラクティブに解析することができる点である.また,SQL文の条件を少し追加すれば,性別や年齢などの交互作用が生じる因子となる属性を考慮した解析を行うこともできる.

 今回は,感度と特異度,そしてROC曲線(後述)の仕組みを理解し,SQLとEXCELの表計算機能とを使って作図を行う方法について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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