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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻10号

2005年10月発行

文献概要

どうする?パニック値 生化学

5.血中PaO2異常値

著者: 田窪敏夫1

所属機関: 1東京女子医科大学第一内科

ページ範囲:P.954 - P.955

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当院の基準

 男女差は基本的にはほとんどないが,成人では加齢とともに低下する.加齢による低下の原因として,呼出早期の気道閉塞(airway closure),換気血流不均等分布の増加などが考えられる.

 PaO2=107.4-0.43×[年齢](Ohta,n=154)

 おおよその目安として,若年者は,80Torr以下,老年者では,70Torr以下を異常と考える.酸素投与を受けているなど特別な場合以外に高PaO2血症は考えにくく,問題となるのは低PaO2血症である.表にPaO2異常値がみられる主な原因疾患を示す.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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