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増刊号 一線診療のための臨床検査 第I章 総論―臨床編 1. 感染症の検査
3)消化管感染症
著者: ⻆田隆文1
所属機関: 1東京都立荘原病院感染症科
ページ範囲:P.1004 - P.1007
文献購入ページに移動はじめに
消化管感染症は,下痢を主症状とする感染性腸炎のほかに,特殊なものとしてボツリヌス菌神経毒素による腸管麻痺や,最近の話題からはヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染症がある.本来,虫垂炎や大腸憩室炎,消化管穿孔性腹膜炎なども感染症であるので,病原体としては外因性のものと内因性のもの,すなわち腸内細菌に分類される.本稿では外因性の病原体について述べる.
消化管感染症は,下痢を主症状とする感染性腸炎のほかに,特殊なものとしてボツリヌス菌神経毒素による腸管麻痺や,最近の話題からはヘリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)感染症がある.本来,虫垂炎や大腸憩室炎,消化管穿孔性腹膜炎なども感染症であるので,病原体としては外因性のものと内因性のもの,すなわち腸内細菌に分類される.本稿では外因性の病原体について述べる.
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