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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

コラム

尿中LH検査

著者: 芝紀代子1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院大学院保健衛生学研究科

ページ範囲:P.1212 - P.1212

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不妊症の治療および家族計画のために,排卵時期を正確に知ることは重要である.この排卵時期を知るために黄体形成ホルモン(luteining hormone,LH)を測定する.

 成熟した女性の典型的な基礎体温は図のように低温期,高温期の二相性を示し,排卵は低温期の最終日に起こることが多いといわれている.排卵は約1か月に1回起こる.卵子の寿命は約24時間,精子の寿命は2~3日なので,排卵日の3日前から排卵日の翌日までの5日間が最も妊娠しやすい時期である.これまでは排卵日を知るには基礎体温が一般的であった.排卵は低温相の最終日に起こることが多いといわれているが,基礎体温では次の高温相に移行してから排卵を確認するので,予測することは難しい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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