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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

増刊号 一線診療のための臨床検査 第II章 各論―検査編 4. 生化学検査

3)TP

著者: 真々田賢司1 澤部祐司1 野村文夫2

所属機関: 1千葉大学医学部附属病院検査部 2千葉大学大学院医学研究院分子病態解析学

ページ範囲:P.1258 - P.1259

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はじめに

 血漿中には100ml当たりg単位のものからμgやngといった微量のものまで,100種類以上もの蛋白質が存在する.それらの総和として測定されるのが血清総蛋白値(total protein,TP)である.しかし,TP値には量的に多く存在するアルブミンや免疫グロブリン(IgG,IgA,IgM)の増減が大きく関与する.そのため,実際のルーチン検査ではTPを単独で測ることは稀で,ほとんどの場合はアルブミンを同時に測定する.そして,TPとそれに含まれるアルブミン-グロブリン比(AG比)とを比較することで臨床的意義が向上する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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