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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

増刊号 一線診療のための臨床検査 第II章 各論―検査編 4. 生化学検査

4)CRE,UN

著者: 森下芳孝1

所属機関: 1三重大学医学部附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1260 - P.1263

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検査の基礎

1 . 試料の取り扱い

1) 血 清

 クレアチニン(creatinine,CRE),尿素窒素(urea nitrogen,UN)測定における採血は原則として早朝空腹時に行い,数時間以内に血清分離をし,分離後はなるべく速やかに測定する.特に,室温での長時間放置は血清中に遊離のアンモニアを生じさせ,Urease-GLDH法を用いたアンモニア未消去法におけるUN測定では正誤差を与える.CRE,UNともに4℃保存で1週間,-20℃~-30℃保存で約1か月間は安定である.

2) 尿

 尿中のCREやUNは高濃度に存在するので,あらかじめ精製水(イオン交換水,または生理食塩水)で10~20倍に希釈し,試料とする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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