文献詳細
増刊号 一線診療のための臨床検査
第II章 各論―検査編 4. 生化学検査
文献概要
検査の基礎
1 . 試料の取り扱い
1) 血 清
クレアチニン(creatinine,CRE),尿素窒素(urea nitrogen,UN)測定における採血は原則として早朝空腹時に行い,数時間以内に血清分離をし,分離後はなるべく速やかに測定する.特に,室温での長時間放置は血清中に遊離のアンモニアを生じさせ,Urease-GLDH法を用いたアンモニア未消去法におけるUN測定では正誤差を与える.CRE,UNともに4℃保存で1週間,-20℃~-30℃保存で約1か月間は安定である.
2) 尿
尿中のCREやUNは高濃度に存在するので,あらかじめ精製水(イオン交換水,または生理食塩水)で10~20倍に希釈し,試料とする.
1 . 試料の取り扱い
1) 血 清
クレアチニン(creatinine,CRE),尿素窒素(urea nitrogen,UN)測定における採血は原則として早朝空腹時に行い,数時間以内に血清分離をし,分離後はなるべく速やかに測定する.特に,室温での長時間放置は血清中に遊離のアンモニアを生じさせ,Urease-GLDH法を用いたアンモニア未消去法におけるUN測定では正誤差を与える.CRE,UNともに4℃保存で1週間,-20℃~-30℃保存で約1か月間は安定である.
2) 尿
尿中のCREやUNは高濃度に存在するので,あらかじめ精製水(イオン交換水,または生理食塩水)で10~20倍に希釈し,試料とする.
掲載誌情報