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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

増刊号 一線診療のための臨床検査 第II章 各論―検査編 4. 生化学検査

6)総ビリルビン

著者: 飯塚儀明1 桑克彦2

所属機関: 1筑波大学附属病院検査部 2筑波大学大学院人間科学総合研究科

ページ範囲:P.1266 - P.1267

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検査の基礎

1 . 試料の取り扱い

 総ビリルビン(total bilirubin,T-BIL)は,直接ビリルビン(抱合型ビリルビン)と間接ビリルビン(非抱合型ビリルビン)とから成る.このうち,特に間接ビリルビンは光に対して分解されやすく,酸化されやすいため不安定である.したがって採血後の分離操作は,なるべく光にさらされないように行い,長時間保存する場合は遮光して凍結する.

2 . 測定法の概略

 ビリルビン濃度測定に用いられている主な日常検査法は,①化学酸化法,②酵素法,③ジアゾ法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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