icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

増刊号 一線診療のための臨床検査 第II章 各論―検査編 4. 生化学検査

12)GLU,HbA1c

著者: 中西貴裕1

所属機関: 1東京都済生会中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.1287 - P.1289

文献購入ページに移動
GLU(Glucose:グルコース,ブドウ糖)

検査の基礎

1 . 試料の取り扱い・測定上の留意点

 血中のGLU値は食事や運動などにより変化する.このため採血時には飲食物の摂取から採血までの経過時間を把握する必要がある.血漿試料には解糖阻止剤(NaFなど)が必須であり,かつ採血後は採血管をよく混和して解糖阻止剤を溶解させる.また,全血を試料とした場合,測定値はヘマトクリット値の影響を受ける.

2 . 測定法の概略

 日常検査法は酵素法(HK-G6PD法,GluD法,GOD法など)による自動分析法が一般的であり,なかでもHK-G6PD法は,日本臨床化学会の勧告法とされている.また,GOD法は電極法として専用装置に多く用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら