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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻11号

2005年10月発行

文献概要

増刊号 一線診療のための臨床検査 第II章 各論―検査編 5. 尿検査

3)妊娠反応

著者: 芝紀代子1 金森きよ子2

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 2文京学院大学医学技術専門学校

ページ範囲:P.1317 - P.1319

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妊娠検査薬

 妊娠反応をみるには尿中のhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン,human chorionic gonadotropin)を検出する.hCGは胎盤のジンチウム細胞から分泌されるホルモンで,α,βの二つのサブユニットから成り,これらが結合することによりホルモン活性を示すようになる(表1).妊娠検査薬ではhCGに特有な構造であるβ-サブユニットに反応する抗β-hCGのモノクローナル抗体を用いて測定するので,hCGに対してのみ反応する.

 原理は同じであるが,妊娠検査薬には医療用と一般用とがある.医療用は包装単位が大きく,感度も製品によって異なる.それに対して,一般用は1~2回用の包装単位で,一般の人が使えるように取り扱いに工夫が施されており,尿を直接検査薬にかける方式が採用されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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