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技術講座 血液
臨床検査技師のためのWHO分類
著者: 土屋達行12
所属機関: 1日本大学医学部臨床検査医学講座 2駿河台日本大学病院臨床検査医学科
ページ範囲:P.1367 - P.1372
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血液悪性新生物の新しい分類であるWHO分類は,現在利用可能な遺伝子検査,細胞表面マーカー,形態などを駆使した分類で,疾患本態の分類により近く現段階での分類試案として評価されている.今後,本文類を用いた血液の悪性疾患の分類で血液疾患の研究,治療の進展が望まれる.その一方,急性白血病に関しては従来のFAB分類が,発表後25年以上経過しても急性白血病の形態学的な分類として優れている.今後も実際の診療の現場ではFAB分類とWHO分類とが並行して用いられていくと考えている.
血液悪性新生物の新しい分類であるWHO分類は,現在利用可能な遺伝子検査,細胞表面マーカー,形態などを駆使した分類で,疾患本態の分類により近く現段階での分類試案として評価されている.今後,本文類を用いた血液の悪性疾患の分類で血液疾患の研究,治療の進展が望まれる.その一方,急性白血病に関しては従来のFAB分類が,発表後25年以上経過しても急性白血病の形態学的な分類として優れている.今後も実際の診療の現場ではFAB分類とWHO分類とが並行して用いられていくと考えている.
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