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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻12号

2005年11月発行

文献概要

検査じょうほう室 血液:自動血球分析装置のフラッグ処理で困ったこと

血液疾患のフラッグ解析

著者: 横井浩1 佐々木健1 西浦明彦1

所属機関: 1国立病院機構九州がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.1411 - P.1415

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はじめに

 CBC(complete blood count,全血球計数値)の多くは日常初期診療として行われ,病態の把握に,経過観察に,血液疾患を量的変化として捉えることができる.血液疾患においては各血数の量的変化と,さらには質的変化を捉えることが重要である.

 自動血球計数装置の普及によって,CBCとともに白血球分類が迅速かつ容易に報告される.しかし,機械分類では見いだせない形態変化もあり,自施設の自動血球計数装置を管理し,性能に熟知したうえで,検討を重ねたフラッグの設定(鏡検基準)が必要となる.

 本稿では当院で使用しているH3-RTX(バイエルメディカル社)を例にフラッグをどのように捉え,血液疾患と結びつけるかについて私見を交えて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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