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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻12号

2005年11月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

胸腹水の細胞診における抗凝固剤の使いかたは

著者: 牛島友則1

所属機関: 1NTT東日本関東病院病理診断部

ページ範囲:P.1434 - P.1434

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細胞診の胸腹水はヘパリンを入れて提出してもらっていますが,凝固している場合もあります.検体に入れる抗凝固剤の適切な量と,抗凝固剤の与える影響とを教えてください.(岐阜市 A.T.生)

 

 体腔液細胞診検体の凝固防止処理はヘパリンの場合,検体1ml当たり5~10単位,EDTA-2Na(ethylenediamine tetraaceticacid-2Na,エチレンジアミン四酢酸-二ナトリウム)の場合1mg,3.8%クエン酸ナトリウムの場合0.1mlを入れ,混和することが一般的に推奨されています.しかし,実際は,このとおりの処理をしても凝固してしまうことをしばしば経験します.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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