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けんさ質問箱Q&A
胸腹水の細胞診における抗凝固剤の使いかたは
著者: 牛島友則1
所属機関: 1NTT東日本関東病院病理診断部
ページ範囲:P.1434 - P.1434
文献購入ページに移動細胞診の胸腹水はヘパリンを入れて提出してもらっていますが,凝固している場合もあります.検体に入れる抗凝固剤の適切な量と,抗凝固剤の与える影響とを教えてください.(岐阜市 A.T.生)
体腔液細胞診検体の凝固防止処理はヘパリンの場合,検体1ml当たり5~10単位,EDTA-2Na(ethylenediamine tetraaceticacid-2Na,エチレンジアミン四酢酸-二ナトリウム)の場合1mg,3.8%クエン酸ナトリウムの場合0.1mlを入れ,混和することが一般的に推奨されています.しかし,実際は,このとおりの処理をしても凝固してしまうことをしばしば経験します.
体腔液細胞診検体の凝固防止処理はヘパリンの場合,検体1ml当たり5~10単位,EDTA-2Na(ethylenediamine tetraaceticacid-2Na,エチレンジアミン四酢酸-二ナトリウム)の場合1mg,3.8%クエン酸ナトリウムの場合0.1mlを入れ,混和することが一般的に推奨されています.しかし,実際は,このとおりの処理をしても凝固してしまうことをしばしば経験します.
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