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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻13号

2005年12月発行

文献概要

技術講座 輸血

輸血と感染症マーカー

著者: 押田眞知子1 鍵田正智1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院輸血部

ページ範囲:P.1459 - P.1463

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新しい知見

 輸血による感染性副作用を防止するために献血者のB型およびC型肝炎ウイルス,ヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus,HIV)について血清学的検査が陰性の場合は核酸増幅検査(nucleic acid amplification test,NAT)が実施されている.しかしながら,献血者が感染初期のウインドウピリオドである場合は検査で検出できず,輸血後に感染症を発症する場合がある.このような事実から2004年7月に厚生労働省から「輸血医療の安全性確保のための総合対策報告書」が示され,「輸血療法の実施に関する指針」1)が改正2)され,医療機関において輸血前後のB型肝炎,C型肝炎,HIV検査を実施することが求められた.そして2005年9月に「血液製剤遡及調査ガイドライン」3)を踏まえて「血液製剤の実施に関する指針」4)が改定された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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