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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻13号

2005年12月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

糖尿病腎不全と血液透析

著者: 原茂子1

所属機関: 1虎の門病院健康管理センター/腎センター

ページ範囲:P.1475 - P.1481

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はじめに

 腎機能が高度に障害された状態は腎不全と呼称され,進展すると尿毒症となり自己腎では生命維持が困難で代替療法が必要となる.腎不全には経過から急性腎不全と慢性腎不全とに分けられ,急性腎不全では,透析療法が必要となることがあっても腎機能が回復し離脱しうる.一方,慢性腎不全では代替療法として腎移植や透析療法が必要となる.わが国では腎移植の普及は困難で透析療法が主体である.

 透析療法はダイアライザーを使用する血液透析療法か自己の腹膜を用いる持続携行式腹膜透析療法かのいずれかで治療される.近年糖尿病罹患者の増加に伴い,糖尿病腎症による腎不全から透析導入を要する例の増加が著しい.

 本稿では糖尿病慢性腎不全の血液透析療法による検査の意義と推移とについて述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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