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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻13号

2005年12月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 自動分析装置での検査データの質を上げるためのポイント

新しい担当者へのメンテナンスのトレーニング

著者: 白井秀明1

所属機関: 1労働者健康福祉機構燕労災病院検査科

ページ範囲:P.1488 - P.1491

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はじめに

 自動分析装置の保守(メンテナンス)は,安定な状態で分析を維持することを目的としている.自動分析装置のメンテナンスは,大別すると装置のメンテナンスとデータのメンテナンスとに分けることができる.装置のメンテナンスは,各パーツの清掃(洗浄),交換や光学系(セルブランクや光量チェック)などの管理が主な作業である.一方,データのメンテナンスは,試薬の管理,管理試料データの管理やキャリブレーションの管理が主な作業となる.

 これらのメンテナンス作業は,分析装置を扱った経験者にとっては繁雑な作業ではないが,新人や分析装置になれていない方にはやっかいな作業である.個々のメンテナンスの方法や異常データの取り扱いかたについては,本シリーズで詳しく述べてあるので,ここでは新しい担当者に早く技術を身に付けられるトレーニング方法を紹介する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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