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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻13号

2005年12月発行

文献概要

検査室の安全管理・9

電気設備の安全管理・その2 臨床検査における電気設備と医用電気機器

著者: 山本誠一1

所属機関: 1川崎医科大学附属病院中央検査部

ページ範囲:P.1497 - P.1500

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はじめに

 臨床検査で使用する医用電気機器(ME機器)および電気設備は日本工業規格〔JIS T0601-1 医用電気機器―第1部:安全に関する一般的要求事項(1999年改定)とJIS T1022 病院電気設備の安全基準(1996年)〕に定められている.JIS T0601-1は国際規格であるIEC 6060-1を翻訳したものである.この規格に合った電気設備と医用電気機器とを設置し,機器操作マニュアルに沿って正しく使用することが大切である.

 臨床検査は生理機能(生体)検査と検体検査とに大別される.生理機能検査は患者にME機器の電極などを直接取り付けて検査するので,特に,電撃(電気ショック)事故防止が大切である.その他の問題として,静電気,磁気,携帯電話の電波によるME機器の誤動作などがある.一方,検体検査では,検者の電撃事故防止,電気による引火爆発,火災などがある.また,共通したものとして停電による影響も大きい.これらの問題と対策とについて解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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