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病気のはなし
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新しい知見
発展途上国における年少者の死亡が問題となっているShigella flexneri感染症に対するワクチン開発が期待されている.1940年代からS. flexneriに対するワクチンの開発が行われていたものの,実用化には至っていなかった.腸の粘膜上皮細胞への侵入や細胞内での増殖に関わる因子など,S. flexneri感染症の病態生理や感染の防御に宿主の免疫反応が重要な役割を果たしていることが明らかになってきている現在,これらの知見は新たなワクチン開発に大きな影響を与えるであろう.
発展途上国における年少者の死亡が問題となっているShigella flexneri感染症に対するワクチン開発が期待されている.1940年代からS. flexneriに対するワクチンの開発が行われていたものの,実用化には至っていなかった.腸の粘膜上皮細胞への侵入や細胞内での増殖に関わる因子など,S. flexneri感染症の病態生理や感染の防御に宿主の免疫反応が重要な役割を果たしていることが明らかになってきている現在,これらの知見は新たなワクチン開発に大きな影響を与えるであろう.
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