icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻2号

2005年02月発行

文献概要

疾患と検査値の推移

バセドウ病と妊娠

著者: 𠮷村弘1

所属機関: 1伊藤病院

ページ範囲:P.115 - P.120

文献購入ページに移動
バセドウ病とは

 1840年ドイツの医師バセドウ(Basedow)が頻脈,甲状腺腫,眼球突出を伴った4人の若い女性症例を報告した.長い間病因が不明であったが,1958年アダムズ(Adams)が甲状腺刺激物質を発見し,これがIgGであることより,バセドウ病が自己免疫性疾患であることが明らかになった.現在では甲状腺刺激ホルモン(thyroid-stimulating hormone,TSH)リセプター抗体(TRAb)が病因であると考えられている.

性比と発症年齢

 性比はおよそ1:4で女性に多い.初発年齢は20~30歳代であるが,社会の高齢化のためか50歳以上での発症例も増えている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら