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検査じょうほう室 血液:自動血球分析装置のフラッグ処理で困ったこと
装置オペレーターが注意すべきフラッグ
著者: 権藤和美1 田中由美子1
所属機関: 1東海大学医学部付属病院臨床検査技術科
ページ範囲:P.146 - P.148
文献購入ページに移動当院では2003年12月より,XE-Alpha(XE-2100,SP-100),SISシステム(Sysmex社)を用いて末梢血検査を行っている.
自動血球分析装置は現在も,非血小板粒子の混入や血小板凝集による血小板数の信頼性,異常細胞検出に関し問題点が多い1~3).当院ではこれら問題点の対策としてシステムを活用し検査誤報告防止に努めている.しかしフラッグが検体に起因するのではなく,測定装置の異常に起因して出現した場合,血液像を確認しても異常の原因が見いだせないことがある.このような場合,結果報告の遅延だけでなく誤報告につながることがあるため,早期発見と対応とが重要である.
今回,約1年間の使用経験から,装置異常早期発見のためにオペレーターが注意すべきフラッグについて述べる.
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