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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻2号

2005年02月発行

文献概要

今月の表紙

百聞は一見に如かず・14 筋肉のはなし

著者: 松谷章司1

所属機関: 1NTT東日本関東病院病理診断部

ページ範囲:P.149 - P.149

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運動不足から筋肉の衰えを最近感じています.元プロ野球選手だったOBが集まって野球をしているのを見るにつけ,ごくわずかな現役顔負けの選手を除くと,かつてのヒーローの面影ないプレー,ほとんどビヤ樽化した体形,人間こうも変わるものかと驚かされます.スポーツ選手でさえあれだから,あまり鍛えることのなかった一般人が中年を過ぎて多少(?)体形変化してもまあ許される範囲ではないだろうかと慰めています.さて,余談はそれまでとして,本号は骨格筋を組織学的に眺めてみましょう.

 骨格筋線維には,ご存じのとおり横紋が存在します.この横紋を構成する要素は筋原線維(myofibril)の暗く見えるA帯(anisotropic band)と明るく見えるI帯(isotropic band)とから成り,A帯の中央はやや明るく,H帯(Hensen's stripe)と呼ばれ,その中央にはM線(Mittelsheibe)があります.I帯の中央にはZ線(Zwischenscheibe)があります.I帯は筋が収縮すると消失し,弛緩すると広がって見えます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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