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けんさアラカルト
―異常値となるメカニズム 1.酵素検査異常値とアノマリーの事例・2―ALP結合免疫グロブリン
著者: 堀井康司1
所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.150 - P.151
文献購入ページに移動血清アイソザイム分析中に認められる異常活性には酵素結合性免疫グロブリンによるものが少なからず存在する.この異常の原因は自己の酵素と結合する異常な免疫グロブリンであり,酵素の異常ではない.このことは酵素との結合を乖離させた免疫グロブリンに他人の酵素を添加して結合が復活することから証明される.
結合する酵素には多くのものが知られており,今回取り上げるアルカリ性フォスファターゼ(alkaline phosphatase,ALP)結合免疫グロブリンもその一つである.
結合する酵素には多くのものが知られており,今回取り上げるアルカリ性フォスファターゼ(alkaline phosphatase,ALP)結合免疫グロブリンもその一つである.
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