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簡単な髄液細胞塗抹標本作製法とそのコツ
著者: 保科ひづる1
所属機関: 1諏訪中央病院検査科
ページ範囲:P.160 - P.160
文献購入ページに移動サムソン液(Samson solution)による計算盤を用いた細胞分類は限界があり熟練を要しますが,髄液細胞塗抹標本を作製することで細胞の確認や観察がしやすく,鑑別や診断の補助となります.今回紹介する方法は,サイトスピンやオートスメアなどの特殊な集細胞機器を用いることもなく,尿沈渣と同様に遠心することにより,髄液の集細胞塗抹標本を作製することができます.作製した標本は固定法により,ライト-ギムザ染色(Wright-Giemsa stain),メイ-ギムザ染色(May-Giemsa stain),ペルオキシダーゼ染色などいろいろな染色が可能です.また,不要になった髄液上清に少量の血液(白血球)を入れ,練習してみるとよいでしょう.
注 意
標本作製は検体提出後直ちに行うこと.
注 意
標本作製は検体提出後直ちに行うこと.
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