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糖尿病と歯周病
著者: 西村英紀1
所属機関: 1岡山大学大学院医歯学総合研究科病態機構学講座歯周病態学分野
ページ範囲:P.171 - P.172
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歯周病は糖尿病の第六番目の合併症としてとらえられている1).一方,われわれは逆にこうして発症した歯周病がsub-clinical rangeの慢性炎症としてインスリン感受性の低下をきたし,結果的に糖尿病の血糖コントロールに悪影響を及ぼすことを明らかにした2).いいかえるならば,糖尿病を発症した患者に対する効果的な歯周病治療は,糖尿病の管理の一環として非常に重要であるととらえることができる.ここでは,筆者らが糖尿病患者の歯周治療に際して,用いている臨床検査項目について概説する.
歯周病は糖尿病の第六番目の合併症としてとらえられている1).一方,われわれは逆にこうして発症した歯周病がsub-clinical rangeの慢性炎症としてインスリン感受性の低下をきたし,結果的に糖尿病の血糖コントロールに悪影響を及ぼすことを明らかにした2).いいかえるならば,糖尿病を発症した患者に対する効果的な歯周病治療は,糖尿病の管理の一環として非常に重要であるととらえることができる.ここでは,筆者らが糖尿病患者の歯周治療に際して,用いている臨床検査項目について概説する.
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