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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻3号

2005年03月発行

文献概要

けんさアラカルト

―異常値となるメカニズム 1.酵素検査異常値とアノマリーの事例・3―CKアノマリー

著者: 金光房江1

所属機関: 1財団法人倉敷中央病院臨床検査科

ページ範囲:P.260 - P.262

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はじめに

 CK(creatine kinase,クレアチンキナーゼ)は骨格筋型(mussle type,Mと略)サブユニットと脳型(brain type,Bと略)サブユニットとから成る二量体で,細胞質上清にはCK-MM,CK-MB,CK-BBのアイソザイムが存在する.これらは臓器特異的で,それぞれ骨格筋,心筋,脳・平滑筋に多く分布している.また,ミトコンドリアにはミトコンドリア特有のアイソザイム(Mi-CK)が存在する.これら定型的な4種類のアイソザイムほかに先天的,後天的に異型CKが存在し,CKアノマリーと総称している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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