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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻3号

2005年03月発行

けんさ質問箱Q&A

赤血球はどのくらいのgに耐えられるのか

著者: 土屋達行1 高橋勝幸2

所属機関: 1日本大学医学部臨床検査医学講座 2駿河台日本大学病院臨床検査部

ページ範囲:P.298 - P.299

文献概要

生化学検体の遠心時間の短縮のために回転数を上げることを考えています.容器はプラスチックですので割れる心配はないでしょうが,赤血球がどこまでgに耐えられるか教えてください.また,遠心時間を短縮することによる検査値への影響は何が考えられるでしょうか.(広島市 H.O.生)

 はじめに

 ご質問の意図は,緊急検査として血清あるいは血漿を用いて検査を実施する場合,遠心操作中にもし赤血球がgのために破壊されるとしたら,赤血球内に含まれる種々の物質が赤血球外に逸脱し,特に生化学検査項目に影響を与えることを危惧してのことと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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