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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻4号

2005年04月発行

文献概要

Laboratory Practice 生化学 自動分析装置のデータの質を上げるためのポイント

洗浄液の選択―装置メーカー指定外品でのトラブル例

著者: 白石宗1 齋藤清孝1 林正美2

所属機関: 1(株)日立サイエンスシステムズ那珂カスタマーセンタ 2(株)日立ハイテクノロジーズナノテクノロジー製品事業部那珂事業所医用システム設計部

ページ範囲:P.342 - P.343

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はじめに

 臨床化学用自動分析装置(以下,自動分析装置)は,血清や尿などの試料に酵素や抗血清などの試薬を反応させて,目的成分の吸光度変化を測定し濃度を求めている.一日に多数検体の分析をするため,これら反応液中に含まれる反応生成物,蛋白質などが反応容器,チューブ,廃液流路などに付着して汚れ,長期間放置するとデータ不良の原因となる.そこで,自動分析装置には各部分や流路を洗浄できる機構が備えられている.洗浄機構を持つ装置では,成分の異なる各種の汚れを除去するため,各機構ごとに複数の洗浄液を使用している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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