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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻4号

2005年04月発行

文献概要

けんさアラカルト

術中intact PTH迅速測定の有用性

著者: 岩田由美子1 下出祐造2 友田幸一2

所属機関: 1金沢医科大学病院中央臨床検査部 2金沢医科大学病院耳鼻咽喉・頭頸科

ページ範囲:P.384 - P.385

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背 景

 原発性副甲状腺機能亢進症は,副甲状腺ホルモン(parathyroid hormone,PTH)の慢性的過剰分泌によって発症する疾患であり,血中Caとintact PTHとが高値を示す.その治療は病的副甲状腺の外科的切除が唯一の治療法である.その際,複数存在する副甲状腺のうち病的副甲状腺を特定することが不可欠となる.

 その局在は,US,CT,RI,MRI,sesta MIBIの画像検査で検索されるが,必ずしも感度が十分ではないこと,症例によっては副甲状腺の部位や数が異なる場合もある1)ことなどから画像診断だけでは十分とはいえない.病的副甲状腺の残存があると副甲状腺機能亢進症の持続や再発などにつながり1,2),再手術の適応になることがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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