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けんさアラカルト
―異常値となるメカニズム 1.酵素検査異常値とアノマリーの事例・4―LDと結合するベンスジョーンズ蛋白質
著者: 藤田清貴1
所属機関: 1信州大学医学部保健学科検査技術科学専攻病因・病態検査学講座
ページ範囲:P.386 - P.388
文献購入ページに移動日常検査では病態を反映しない乳酸脱水素酵素(LD,E.C.1.1.1.27)活性異常例に遭遇することが少なくない.アイソザイム分析を行うと分画の欠損,過剰分画の出現,易動度の異なる分画などの異常パターンを呈する.この場合,頻度の最も高いのは免疫グロブリンとの結合による異常である.その出現頻度は200~400人に1人とかなり高い.
LD結合免疫グロブリンは酵素のLDよりも免疫グロブリン側に異常があることがわかっているが,LD結合免疫グロブリンを自己抗体と考えるか否か,またある特定の病態との関連性があるのかどうか,十分な結論は得られていない.
LD結合免疫グロブリンは酵素のLDよりも免疫グロブリン側に異常があることがわかっているが,LD結合免疫グロブリンを自己抗体と考えるか否か,またある特定の病態との関連性があるのかどうか,十分な結論は得られていない.
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