icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻4号

2005年04月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

老人に見られる末梢血液の血球貪食組織球に臨床的意義はあるのか?

著者: 河敬世1

所属機関: 1大阪府立母子保健総合医療センター血液・腫瘍科

ページ範囲:P.391 - P.393

文献購入ページに移動
老人患者のライト-ギムザ染色(Wright-Giemsa stain)の末梢血液像で引き終わりや辺縁に血小板などを貪食した組織球様の細胞が観察されることがあります.血球貪食症候群にしては汎血球減少がなく,貧血あるいは血小板減少は時にみられることもある一方,白血球はむしろ増加している(1.5万~5万/μl)ことが多いのですが,これはいったいどういう状態が考えられるでしょうか.また,臨床側へはどのように報告したらよいでしょうか.(山口県柳井市 E.Y.生)

 答えは,「臨床的意義はないと思われる」となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?