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検査室の安全管理・2
ISO15190:2003臨床検査室 安全に対する要求事項・その2
著者: 久保野勝男1
所属機関: 1(株)エスアールエル医科学分析センター
ページ範囲:P.473 - P.476
文献購入ページに移動近年臨床検査室は,検査結果の信頼性の向上と患者さんへのサービス貢献において,社会情勢の変化に応じた質の向上,リスク管理を含めた管理体制の強化,経営の効率化といった対応が強く求められるようになっている.このうちで安全管理は臨床検査室の質や能力を示す一面であり,リスク管理の観点では臨床検査室運営に欠かすことのできない重要な事柄である.ISO15190:2003は臨床検査室の作業環境の安全を確立し維持するための要求事項を指定するものであり,このような安全性ガイドラインでは,最終責任者が明確になっていることおよびすべての作業従事者も作業上での自己責任を有することを求めている.
前回は安全管理に関するリスク分類とリスク評価に基づく臨床検査室の安全管理の具現化のステップについて述べた.今回はISO15190:2003における具体的な要求事項の詳細について,次号と分けて少し詳しく解説する.
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