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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻6号

2005年06月発行

文献概要

検査じょうほう室 血液:自動血球分析装置のフラッグ処理で困ったこと

白血球数と血小板数に同時に異常値マークが出た例

著者: 武内恵1

所属機関: 1慶應義塾大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.544 - P.546

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はじめに

 血液検査室において自動血球分析装置は今や不可欠といっても過言ではない.血算(CBC)のみの小型機から,さらに白血球分類,網赤血球をも一括測定ができる総合型の大型機まで普及している.分析装置から出力される検査情報も数字結果に留まらず,スキャッタグラム,ヒストグラム,各種の異常を示すフラッグと多彩である.有用な情報を最大限活用して正確な結果をより早く報告するためには,分析装置の特性を十分把握して使用することが重要である.

 ここではテーマのごとく,白血球数と血小板数とに同時に異常を示すマーク(*印)が付いた症例について,2機種による結果を示し実際どのような対処をしたか述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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