文献詳細
文献概要
臨床検査技師のための実践医療データベース論
第7章 データベースの設計
著者: 片岡浩巳1
所属機関: 1高知大学医学部付属病院検査部
ページ範囲:P.659 - P.663
文献購入ページに移動はじめに
目的に応じて正しく設計されたデータベースを用いれば,多くの論理的な質問を短時間に解くことが可能である.逆に,設計の悪いデータベースを利用すると,集計結果が方法によって合わない事態が発生する場合や,検索に膨大な時間を費やしてしまう場合がある.データベースの設計は,冗長なデータを排除することとテーブルとテーブルとの関係を明確にし,テーブル構造を単純化することとが基本的な考えかたである.本章では,これらの設計に関して,データベースにどのようなテーブルを作成すれば,矛盾のない情報検索が可能となるかという課題について,データベース論理設計の基本的な理論である「正規化」理論を中心に述べる.
目的に応じて正しく設計されたデータベースを用いれば,多くの論理的な質問を短時間に解くことが可能である.逆に,設計の悪いデータベースを利用すると,集計結果が方法によって合わない事態が発生する場合や,検索に膨大な時間を費やしてしまう場合がある.データベースの設計は,冗長なデータを排除することとテーブルとテーブルとの関係を明確にし,テーブル構造を単純化することとが基本的な考えかたである.本章では,これらの設計に関して,データベースにどのようなテーブルを作成すれば,矛盾のない情報検索が可能となるかという課題について,データベース論理設計の基本的な理論である「正規化」理論を中心に述べる.
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