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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻7号

2005年07月発行

文献概要

検査じょうほう室 血液:自動血球分析装置のフラッグ処理で困ったこと

EDTA加採血管中の情報をすべて読み取る

著者: 丸茂美幸1

所属機関: 1山梨県立中央病院検査部

ページ範囲:P.665 - P.667

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はじめに

 自動血球計数器は,多くの検査室で使用されており,迅速検査に果たす役割は大きい.また白血球分類は,末梢血白血球を,顆粒球,好酸球,好塩基球,単球,リンパ球の五つに分類するが,それぞれの細胞は目視法分類とよく相関することから,スクリーニング検査として大きな役割を果たしている.一方,私たちが毎日扱っている検体にはさまざまな疾患のものが含まれており,病態によって,細胞の形態や,自動血球計数器から得られる情報はさまざまで,自動血球計数器による白血球五分類結果をそのまま報告できないことや,目視再検の基準を血球計数器のフラッグ情報だけに頼るわけにはいかないことも日々経験している.そういった現状のなかで,「EDTA加採血管中にある血液の異常細胞や重要な情報を見逃さないようにするためにはどうすればよいのか」について,当院の事例を紹介しながら述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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