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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻8号

2005年08月発行

文献概要

病気のはなし

伝染性単核球症

著者: 原紳也1 木村宏2

所属機関: 1トヨタ記念病院小児科 2名古屋大学大学院医学研究科小児科

ページ範囲:P.704 - P.707

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新しい知見

 従来Epstein-Barr virus(EBV)の診断法は臨床および血液学的診断法に頼るしかなかった.近年開発されたreal-time PCR法は蛍光色素とArレーザーとを用いウイルスDNAを迅速簡便に定量解析できるシステムである.同法は,造血幹細胞・生体肝移植後の致命的な合併症であるEBV関連リンパ増殖性疾患の診断およびその治療効果の判定に応用されている.real-time PCR法によりEBV関連リンパ増殖性疾患を早期診断できるようになり免疫抑制剤を減量するなどして,進行を抑制・自然退縮させることが可能である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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