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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻8号

2005年08月発行

文献概要

ラボクイズ

7月号の解答と解説

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.725 - P.725

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【問題1】 解答:③好塩基球

解説:造血器腫瘍の補助的診断の一つ,免疫学的方法のうち,フローサイトメトリー(flow cytometry,FCM)が造血器腫瘍の病型分類に,化学療法など治療後のフォローアップに威力を発揮している.

 急性白血病では,治療効果の評価指標として,骨髄中の芽球が5%未満を完全寛解としている.しかし,これは白血病が治癒したことにはならない.腫瘍細胞が再増殖すると再発ということになる.ほんのわずかに白血病細胞が残っていることを微小残存病変(minimal residual disease,MRD)という.このMRD検出にもFCMが威力を発揮する.これはCD45ゲーティング(ブラストゲーティング)といわれるSSC/CD45の解析である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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