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文献詳細

雑誌文献

検査と技術33巻9号

2005年09月発行

文献概要

技術講座 病理

酵素抗体法三重染色

著者: 池田勝秀1 鈴木孝夫1 光谷俊幸1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院病院病理科

ページ範囲:P.803 - P.808

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新しい知見

 酵素抗体法は免疫組織化学的手法の一つであり,病理組織診断,細胞診断の鑑別・補助診断として現在広く用いられている.多数の抗体が市販されているが,そのほとんどがマウスもしくはウサギで免疫された抗体であり,従来の多重染色では「再反応の回避」などが完全ではなかった.近年,熱湯処理を用いた多重染色が報告され1,2),本手法を用いた組織・細胞学的な新知見が報告されてきている3,4)

 本稿では再反応の解説を含め,熱湯処理を用いた酵素抗体法三重染色の手法を解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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