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技術講座 病理
酵素抗体法三重染色
著者: 池田勝秀1 鈴木孝夫1 光谷俊幸1
所属機関: 1昭和大学藤が丘病院病院病理科
ページ範囲:P.803 - P.808
文献購入ページに移動酵素抗体法は免疫組織化学的手法の一つであり,病理組織診断,細胞診断の鑑別・補助診断として現在広く用いられている.多数の抗体が市販されているが,そのほとんどがマウスもしくはウサギで免疫された抗体であり,従来の多重染色では「再反応の回避」などが完全ではなかった.近年,熱湯処理を用いた多重染色が報告され1,2),本手法を用いた組織・細胞学的な新知見が報告されてきている3,4).
本稿では再反応の解説を含め,熱湯処理を用いた酵素抗体法三重染色の手法を解説する.
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