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技術講座 生化学
グリコアルブミンの酵素測定法
著者: 高妻卓司1 植松優美子1 安川恵子2 今村茂行1
所属機関: 1旭化成ファーマ(株)診断薬開発研究部 2旭化成ファーマ(株)診断薬営業部
ページ範囲:P.817 - P.821
文献購入ページに移動グリコアルブミンの検査は,酵素測定方法の開発によって診療前検査への適応が可能になり急速に普及してきた.しかし,①操作性,②キャリブレーション頻度,③低アルブミン試料および特殊な輸液を受けた患者試料におけるHPLC法との値の乖離,の3点が問題点として明らかになった.その後アルブミン測定に改良BCP法を採用し,糖化アミノ酸の消去系を組み込み,さらに安定化を図った液状試薬が開発され,これらの問題はほぼ解消された.
また,最近酵素法のプロテアーゼが他試薬に混入し他試薬を劣化させてしまう場合があることが報告された.なお本問題は洗浄追加等により回避可能である.
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