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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻1号

2006年01月発行

文献概要

病気のはなし

前立腺癌

著者: 中村真樹1 亀山周二1

所属機関: 1NTT東日本関東病院泌尿器科

ページ範囲:P.12 - P.16

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新しい知見

 前立腺小線源治療(ブラキセラピー):長さ4.5mm,直径0.8mmのチタンカプセルにヨウ素125が充塡された密封小線源を,超音波ガイド下に前立腺に30~50本刺入し組織内照射を行う治療法である.わが国においては2003年9月より治療が実施されており,2005年2月現在,全国26施設で実施され,1,040人が治療を受けている.米国では前立腺癌患者の約半数が小線源治療を受けており,2002年には58,000件実施されている.前立腺を三次元的に解析して刺入部位を決定することで適切な線量計画を立てられるため,より高い線量を,周囲への副作用を少なく照射できることが長所である.適応は比較的早期の前立腺癌に限られている.

参考文献

1) 伊藤晴夫(編):前立腺癌のすべて.メジカルビュー社.1999
2) Walsh PC (ed): Carcinoma of the prostate. Campbell'sUrology, 8th ed. Saunders, Philadelphia,pp3001-3226,2002
3) Klein EA (ed): Management of prostate cancer, 2nd ed. Humana Press, Totowa,2004
4) Partin AW, Mangold LA, Lamm DM, et al: Contemporary update of prostate cancer staging nomograms (Partin Tables) for the new millenium. Urology 58:843-848,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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