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文献概要
病気のはなし
前立腺癌
著者: 中村真樹1 亀山周二1
所属機関: 1NTT東日本関東病院泌尿器科
ページ範囲:P.12 - P.16
文献購入ページに移動前立腺小線源治療(ブラキセラピー):長さ4.5mm,直径0.8mmのチタンカプセルにヨウ素125が充塡された密封小線源を,超音波ガイド下に前立腺に30~50本刺入し組織内照射を行う治療法である.わが国においては2003年9月より治療が実施されており,2005年2月現在,全国26施設で実施され,1,040人が治療を受けている.米国では前立腺癌患者の約半数が小線源治療を受けており,2002年には58,000件実施されている.前立腺を三次元的に解析して刺入部位を決定することで適切な線量計画を立てられるため,より高い線量を,周囲への副作用を少なく照射できることが長所である.適応は比較的早期の前立腺癌に限られている.
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