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技術講座 病理
ティッシュマイクロアレイパラフィンブロック作製の工夫
著者: 矢澤卓也1 池田雅一1 北村均1
所属機関: 1横浜市立大学大学院医学研究科病態病理学
ページ範囲:P.17 - P.21
文献購入ページに移動1枚のパラフィン切片内に,多数の微小な組織が整然と配列されている未染色標本を常備しておくと,新しい抗体などのスクリーニング用切片,コントロール用切片として大変便利である.その利点は1回の染色で多数の組織を同一条件下で処理できること,観察時に組織間の移動がスムーズで比較を行いやすいこと,試薬などの節約ができることなどが挙げられる.このような切片を得るためのティッシュマイクロアレイパラフィンブロックは,集めたブロックから市販されている専用の機器を使用して作製するのが一般的と思われるが,このような専用の機器がない場合でも,身近な器具を工夫して低コストで自作することができる.
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