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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻1号

2006年01月発行

文献概要

検査じょうほう室 生理 心電図の読みかた・1

心電図を読むための基礎知識

著者: 國島友之1

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学西部病院循環器内科

ページ範囲:P.53 - P.58

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心電図(electrocardiography,ECG)の基本

 心電図とは心臓が興奮するとき(活動時)に生じる電気変化に時間的変化を加えて記録する検査法です.心電図にはいくつかの“振れ”(電気信号の電位の変化)があります.この振れが正確に把握できるかどうかが,その後の心電図の判読や学習には絶対的に必要です.

 まず,基本となる波形とは,P波,QRS波,T波,U波です.そしてこれらの間をPQ時間(間隔),QT時間(間隔),RR時間(間隔),ST部分,TP部分といいます(図1).

参考文献

1) 三宅良彦:今さら聞けないモニター心電図.照林社,2001
2) 南家俊彦:モニター心電図かんたん・マスター 第2回:P波がすぐわかる「有無」「位置」「形」の見方.Expert Nurse 21(2):74-79,2005
3) 南家俊彦:モニター心電図かんたん・マスター 第4回:T波がわかる「形」「高さ」の見方.Expert Nurse 21(4):84-89,2005
4) 大林完二,小沢友紀雄,兼本成斌,他:心電図のABC.日本医師会,2000

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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