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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻1号

2006年01月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

輸血検査の精度管理は

著者: 佐藤千秋1 山田攻1 池淵研二1

所属機関: 1埼玉医科大学病院輸血・細胞移植部

ページ範囲:P.78 - P.79

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院内輸血マニュアルの作成に当たって,輸血の精度管理は何をどの程度まで行えばよいでしょうか.例えばサーベイや試薬の温度や期限,また凝集素値の測定は必要でしょうか.また,恒温槽や遠心機など機器の保守はどのように行うのがよいでしょうか.(横手市 Y.K.生)

 はじめに

 日常検査で使用する試薬が細菌汚染されていたり,劣化していることに気づかずに使用することは,検査結果の誤判定要因になりうる.また,検査機器の誤作動は検査結果に悪影響を及ぼす.したがって,試薬と機器との精度管理を日々実施することは大切である.

 本稿では埼玉医科大学病院で実施している輸血の精度管理のうち,検査試薬と機器(輸血血液専用保冷庫も含む)との部分について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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