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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻10号

2006年10月発行

文献概要

臨床検査フロンティア 検査技術を生かせる新しい職種

認定血液検査技師

著者: 東克巳1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院検査部

ページ範囲:P.975 - P.977

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★認定取得動機

 認定血液検査技師は日本検査血液学会主催の認定資格である.本学会設立の最大のコンセプトの一つが「“実学”を学ぼう」である.最近の多くの臨床検査はその結果が診断に直結し,また治療選択の重要な情報の一つとなっている.特に血液検査はただ1枚の末梢血液塗抹標本が診断と直結する疾患と隣り合わせにあり,また,1個の細胞の判定を見誤ることで重大な事態を引き起こしかねない.すなわち時として不正確あるいは不適切な検索や判定が患者の生命を左右することにもなりかねない.

 したがって,そのような検査は専門的に行われることが必要である.また,その部門の教育も専門的に行われることが必要である.臨床検査部門はますます専門化することが予想される.医学における臨床検査部門も医学の他部門と変わらず検査項目や技術は日進月歩である.数年も現場を離れると“浦島太郎”状態であろう.あるいは臨床検査の現場にいても他部門のことは,よほどのことがない限り同様であろう.

参考文献

1) 認定血液検査技師試験受験申請の手引き:認定血液検査技師制度協議会
2) 認定血液検査技師の技術に関するカリキュラム:認定血液検査技師制度協議会

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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