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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻10号

2006年10月発行

文献概要

けんさ質問箱Q&A

甲状腺穿刺吸引細胞診のよい採取法は?

著者: 廣川満良1 小林薫2

所属機関: 1隈病院 病理細胞診断部 2隈病院 外科

ページ範囲:P.978 - P.980

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甲状腺の穿刺細胞診で,いつも血液ばかりが採れ,甲状腺の濾胞上皮が採取できません.よい採取法,こつを教えてください.(岐阜市 A.O.生)

 はじめに

 甲状腺の穿刺吸引細胞診は他の部位の穿刺に比べると末梢血が混入しやすく,そのために採取不良が多いとされている.したがって,正確な診断をするためには,できる限り出血を少なくすること,あるいは出血性検体から適切な塗抹標本を作製することが肝要である.

参考文献

1) 甲状腺外科研究会:甲状腺癌取扱い規約.金原出版,2005
2) Zajdela A, Zillhardt P, Voillemot N:Cytological diagnosis by fine needle sampling without aspiration. Cancer. 59:1201-1205,1987
3) 山田裕子,越川卓,菅沼良規,他:甲状腺および頸部リンパ節における超音波ガイド下非吸引穿刺細胞診.日本臨床細胞学会雑誌 45:84-90,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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