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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

文献概要

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 総論

4 栄養アセスメント蛋白

著者: 〆谷直人1

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院臨床検査部

ページ範囲:P.1021 - P.1026

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 はじめに

 現在,わが国においては医療経費削減に伴う診療報酬制度の変革や少子・高齢化など,多くの問題があり,非常に厳しい医療経済状況のなかで21世紀を生き残らなければならない.そのためには,もう一度医療のあり方を基礎から見直し,基本的な医療を各疾患治療を行う前に確立しておく必要がある.

 基本的な医療を行う重要な基盤のひとつが栄養管理で,栄養評価は医療の原点である.患者の合併症を未然に防ぎ,よりよい管理治療を行うためには,患者の栄養状態を的確に把握することが不可欠であり,病院経営戦略のひとつとしてもそうした観点からのアプローチが重要となりつつある.

参考文献

1) 東口高志:NST実践マニュアル.医歯薬出版,ppu2-42,2005
2) Mears E:Outcome of continuous process improvement of nutrition care program incorporating serum prealbumin measurements.Nutrition 12:479-484,1996
3) Bondestam M, Foucard T, Gebre-Medhin M:Serum albumin, retinol binding protein, thyroxin binding protein pre-albumin and acute phase reactants as indicators of under nutrition in children with undue susceptibility to acute infections.Acta Paediatr Scand 77:94-98,1988
4) 高木康:栄養アセスメント蛋白.臨床病理 52:301-306,2004
5) 齋藤憲祐:栄養管理における栄養アセスメント蛋白と炎症,肝機能,腎機能との関係.機器・試薬 28:305-311,2005
6) 〆谷直人:栄養アセスメント蛋白.河合忠(編):基準値と異常値の間―その判定と対策.中外医学社,pp437-439,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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