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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

文献概要

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査 各論 2.生化学検査

10 レプチン

著者: 小川佳宏1

所属機関: 1東京医科歯科大学難治疾患研究所分子代謝医学分野

ページ範囲:P.1152 - P.1153

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 はじめに

 肥満遺伝子産物(レプチン)は脂肪組織により分泌される代表的なアディポサイトカインであり,視床下部を介して強力な摂食抑制作用とエネルギー消費亢進作用をもたらし,肥満の制御や体重増加の抑制に関与すると考えられている.また,レプチンは,視床下部・下垂体機能調節にも関与することが明らかになってきており,神経内分泌調節因子としての意義が注目されている.レプチンの測定系が開発されて以来,種々の病態におけるレプチンの分泌調節が急速に明らかになってきており,新しい内分泌学的検査としての臨床的意義が注目されている.

参考文献

1) 小川佳宏,益崎裕章,中尾一和:レプチンの分子機構と臨床応用.Molecular Medicine 36:272-280,1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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