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文献詳細

雑誌文献

検査と技術34巻11号

2006年10月発行

増刊号 新しい臨床検査・未来の臨床検査

各論 2.生化学検査

11 ヒアルロン酸

著者: 上野隆登1

所属機関: 1久留米大学・先端癌治療研究センター

ページ範囲:P.1154 - P.1155

文献概要

 はじめに

 ヒアルロン酸はN-アセチルグルコサミンと D-グルクロン酸が重合した高分子量の粘液性ムコ多糖類である(図).他のグルコサミノグリカンとともに生体内の結合組織に広く分布しており,臍帯,関節液,硝子体などには特に豊富に存在し,関節潤滑作用や細菌侵入に対する生体防御作用および電解質と水の調節作用を担っている.産生遊離されたヒアルロン酸は血流に乗ってリンパ組織へ移行し,さらに肝臓に移行して,SECでその大半は代謝・分解される1)

参考文献

1) 上野隆登,犬塚貞孝,鳥村拓司,他:肝疾患における血清ヒアルロン酸濃度測定の意義.肝臓 8:767-774,1991
2) 矢内充:ヒアルロン酸.日本臨床 62(増刊号11):227-229,2004

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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